中山文甫
中山景甫

初代会長 中山文甫(なかやま・ぶんぽ)プロフィール

明治32年(1899年)、大阪生まれ。6歳からいけばなをはじめる。昭和5年(1930年)、それまで伝統の格花だけを守ってきた未生流に、現代生活にそくした“新花”を加え、創造いけばなの道を開いた。「新興いけばな宣言」にも参加。戦後は鳥の羽やビーズ、石など異種素材をいけばなにとりいれ「前衛挿花」の先駆者となった。昭和29年(1954年)未生流中山文甫会を起こし、会長として尽力。創流後、前衛一辺倒のアンチテーゼとして「暮らしのいけばな」を提唱。ヨーロッパはじめ世界各地の器とのマッチングにも取り組んだ。
昭和61年(1986年)死去
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二代目会長 中山景甫(なかやま・けいほ)プロフィール

未生流中山文甫会二代目会長
一般財団法人中山文甫会館理事
日本いけばな芸術協会特別参与
兵庫県いけばな協会名誉相談役
西宮市いけばな協会相談役1935年芦屋市に生まれる。中山文甫の長男。
慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
父文甫より新花と造形を学び、流派の長老から格花の稽古を徹底してうける。造形いけ花を極める一方で、1991年からは200年~300年の歳月を経た旧家で格花を活ける制作を続けておりライフワークとする。

2001年兵庫県文化賞受賞
2003年神戸市文化賞受賞
2019年11月8日死去
著書は「未生流の秘伝 上・下巻」(講談社)他。
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