未生流中山文甫会
プロフィール

ルーツをたどると

1954年、未生流中山文甫会は「いけばなは過去のものであってはならない」として中山文甫によって創立されました。
ルーツをたどると、江戸の文化文政年間までさかのぼります。
未生流が大阪で産声をあげたのは1807年、今から約200年前のこと、流祖は未生斎一甫(みしょうさいいっぽ)といい江戸旗本のサムライでした。いけ花は江戸のサムライたちのたしなみのひとつでした。

人と自然の共生

一甫はサムライの身分を棄てます。江戸を後に西国から九州、さらに山陰へと足を向けて、30年にわたる長い放浪のたびを続けながらいけばなの道を極め、花の哲学を確立し、大阪で流派を興し、「未生流」と名づけました。「未生」とは「生まれる直前の命の高まり、動きを生み出す力の蓄え」を意味しています。
一甫が創案したいけばなは「格花」(かくばな)と呼ばれ、二等辺三角形を基本の構図としています。その構図には宇宙と人間と大地を見ようとする精神(天・地・人の調和)が込められており、現代の言葉で言い換えるなら、格花は「人と自然の共生」を基本に据えたいけ花だといえるでしょう。

現代に生きる「今」

中山文甫は流祖未生斎一甫の精神を正統的に受け継ぎ、大切に、未生流中山文甫会を創立しました。その宣言に「いけばなは過去のものであってはならない」と書き加えたのは古い流派に漂う因習をきらい、花をいけるのは、常に現代に生きる「今」を忘れてはならないと考えたからでした。

そんなものは花ではない

文甫(1899~1986)は未生流家元筋の家に生まれ、伝統の花を学びながら若い頃から反伝統的な西洋美術にも深い関心を寄せていました。彼は大正の末期に鳥の羽やビーズ玉、金属などの異質素材を花材として開拓します。当時のいけばな界からは「そんなものは花ではない」と厳しく批判されましたが、彼の才能は第二次大戦直後のいけばな界に潮流を巻き起こした「前衛挿花」(ぜんえいそうか)となって開花します。文甫が「前衛」の名称とその精神をいち早く提唱したことで、彼は前衛挿花の先駆者・巨匠と呼ばれました。その作品は異質素材と生の草花を大胆に構成し、照明を取り入れ、光を刻みに計算した色彩豊かなものでした。
また一方で彼は、早くから暮らしの中で活けられる「用に立ついけ花」にも関心を寄せ、新品種の花や洋花を積極的に取り入れ、社会条件や住宅環境に対応できる「新花」(しんか)を昭和4年(1929年)に発表しています。
新花には格花のような厳しい型の約束がありません。型に対する一応の目安と基準はありますが、花材も花器も自由に選べ花から感じた美しさを花材の特徴にたくし、活ける人の受け止め方でどのようにも表現できます。それまでのいけ花は床の間に飾るものとされてましたが、新花は生活空間の中で自由に置くことができます。旧守を第一としていた当時のいけばな界にあって、新花の誕生は革命的な出来事でした。

好きな花型が選べる

常に時代と向き合い、柔軟に、自由な発想を持ちつづけた中山文甫の精神を受け止めて、現在未生流中山文甫会は会長中山高甫(なかやまこうほ)が中心となり活動を行っています。
未生流中山文甫会のいけ花には(1)「格花」(2)「新花」以外に(3)伝承された型を色彩豊かに表現する「新格花」(しんかくばな)(4)少量の花材で都市の限られた住空間に飾る小品サイズの「明花」(めいか)、(5)植物の特徴を造形面から捉えて自由に活ける「フリースタイル」、(6)短歌や俳句、詩の言葉をきっかけに自分の思いを表現する「主題花」(しゅだいばな)、(7)活ける行為の過程を見せる「アクション」とさまざまな様式があります。いずれも植物をていねいに観察し植物から受けた刺激によって、心を豊かに、伸びやかに広げることを大切にしています。

国際舞台に、広く社会に

このような流派のいけ花と考え方を広く知ってもらうために、数々の展覧会を開いて内から外へ向けて積極的にアピールしています。展覧会では時代の精神を先取りする進取な姿勢を忘れず、絶えず新しい可能性に挑戦しています。国内だけではなく国際舞台でのデモンストレーションも盛んです。フィンランド、オランダ、デンマーク、スウェーデン、ドイツ、イギリス、アメリカ、中国、東南アジア諸国で展覧会を開いてきました。
また視覚障害者のためのいけ花講座(主催・中山高甫)や地域に結びついた公民館活動などのボランティア活動を通じて、いけ花が広く社会との接点を持てることを心がけています。

一番大切なもの

花は私たちの身近で四季折々にいつも咲いています。しかし無関心のまま見落としてしまうなら、花は野に咲いているだけでしょう。自分の目でしっかり見て、心に受け止めたときに、初めて「花は美しい」となります。花が五感に響いてくる一瞬です。
人の営みと日常の生活を基本に、花をなかだちとして自然と共にに生きる-未生流中山文甫会では、もっとも大切なものと考えて活動を行っています。

未生流中山文甫会の歩み

1954年(昭和29年)
文甫会の歩み 社会の動き
未生流中山文甫会創立(3/1)
創立宣言(3/9)
第1回夏季講座(参加者700名)
各地で支部展開催
造船疑獄・第5福竜丸事件・自衛隊発足・「二十四の瞳」「ゴジラ」封切り

1955年 現代挿花

1955年(昭和30年)
文甫会の歩み 社会の動き
第2回夏季講座現代挿花発刊
第1回新年会 参加者100名
第2回夏季講座
京阪神地区で支部展開催
各地支部が相次いで発足
自由民主党結党・「トヨペットクラウン」発売・経済が戦前の水準に復活・「太陽の季節」発売

1955年 第2回夏季講座

1956年(昭和31年)
文甫会の歩み 社会の動き
全国支部長会議
第1回「くらしのいけばな展」(大阪・髙島屋)
第3回夏季講座
国際連合に加盟・日ソ国交正常化・住宅公団募集始まる・三種の神器(電化製品)・テレビが急速に普及・東海道線全線電化・経済白書「もはや戦後ではない」

1956年 くらしのいけばな展

1957年(昭和32年)
文甫会の歩み 社会の動き
財団法人「中山文甫会館」認可、会館新装
理事会・評議員会会議、始まる
第2回「くらしのいけばな展」(大阪・髙島屋)
流展「今日のいけばな」(大阪・大丸)
第4回夏季講座
日本原子力発電の設立・五千円札と百円硬貨登場・南極観測始まる
1958年(昭和33年)
文甫会の歩み 社会の動き
第3回「くらしのいけばな展」(大阪・髙島屋)
第5回夏季講座
売春防止法制定・東京タワー完成・一万円札登場・ウエスタンカーニバル
1959年(昭和34年)
文甫会の歩み 社会の動き
支部役員名簿作成
流展「古典から現代へ」(大阪・髙島屋)
第6回夏季講座
現天皇が美智子様とご成婚・メートル法施行・水俣病問題・国民年金法公布・「ブルーバード」発売・初のレコード大賞
1960年(昭和35年)
文甫会の歩み 社会の動き
中山文甫個展「芸術午前三時」(大阪・髙島屋)
第7回夏季講座
安保闘争・カラーテレビ放送開始・三池争議・プレハブ住宅登場・池田内閣「所得倍増計画」・「だっこちゃん人形」が流行
1961年(昭和36年)
文甫会の歩み 社会の動き
流展「日本美の再発見」(大阪・髙島屋)
第8回夏季講座
流行語「高度成長・インスタント・レジャー」・女子バレー「東洋の魔女」・大相撲「柏鵬時代幕開け」

1961年 日本美の再発見

1962年(昭和37年)
文甫会の歩み 社会の動き
第9回夏季講座 テレビ受信者一千万人突破・堀江謙一、太平洋ヨット横断・「コカ・コーラ」本格的販売
1963年(昭和38年)
文甫会の歩み 社会の動き
中山文甫会館建設着工
第10回夏季講座
初の日米間テレビ宇宙中継・ケネディー大統領暗殺・「鉄腕アトム」テレビ放映
1964年(昭和39年)
文甫会の歩み 社会の動き
中山文甫会館完成
中山景之・尚子両先生、副理事長に就任
記念功労賞授与
展覧会「書といけ花」(大阪・髙島屋)
第11回夏季講座
東京オリンピック・東海道新幹線開通・名神高速道路全通

1964年 第11回夏季講座実習

1965年(昭和40年)
文甫会の歩み 社会の動き
現代挿花第三種認可 月刊誌となる4000部
第12回夏季講座
主題花をカリキュラムへ入れる
日韓条約調印・高校進学率70%超える・べ平連(ベトナムに平和を!市民文化団体連合会)発足
1966年(昭和41年)
文甫会の歩み 社会の動き
主婦の友教場設置で、東京進出
流展「日本の美・源氏物語をいける」(大阪・髙島屋)
流展「京都・あなたの心の中の花」(東京・京王)
第13回夏季講座
ビートルズ来日・中国文化大革命

1966年 京都・あなたの心の中の花

1967年(昭和42年)
文甫会の歩み 社会の動き
教授会、発足。「報奨金制度」実施
東京事務所開設
日本いけばな芸術協会発足
流展「美しいもの・北欧グラスといけ花」(大阪・髙島屋)
第14回夏季講座
公害対策基本法を公布・テレビ2000万台突破・自動車1000万台突破・国民生活白書「国民の半数中流意識」・フーテン、ヒッピー登場・核家族化・ミニスカートの女王ツイッギー来日、ミニがブームに・世界主要都市の生計費で東京が1位に(フィナンシャルタイムズ)

1967年 美しいもの・北欧グラスといけ花

1968年(昭和43年)
文甫会の歩み 社会の動き
高職免状授与式
外国展「フィニッシュ・デザインセンター花展」(フィンランド)
第15回夏季講座
昭和元禄・消費者保護法制定・3億円事件発生・国民総生産世界2位・郵便番号制スタート
1969年(昭和44年)
文甫会の歩み 社会の動き
第一次教授者研修会、始まる
「おけいこノート」発行
流展「スウェーデン×いけばな×グラス」(東京・京王/大阪・髙島屋)
第16回夏季講座〈日本を考える〉
東大安田講堂事件・東名高速道路全通・産業用ロボット登場・アポロ人類初の月面着陸・新宿西口フォーク集会・「男はつらいよ」上映
1970年(昭和45年)
文甫会の歩み 社会の動き
教授会会報「教授会ノート」発行
登録会員制度、始まる
中学・高校の学校免状料金設置
展覧会「北欧にこんにちは」(大阪・髙島屋)
第17回夏季講座〈人間の業〉
万国博開催・赤軍派のよど号ハイジャック・光化学スモッグ・モーレツからビューティフルへ・ディスカバージャパン・「ウーマンリブ」

1970年 北欧にこんにちわ

1971年(昭和46年)
文甫会の歩み 社会の動き
支部長会議と評議員会議が合同となる
中山文甫先生、叙勲を受ける
事務局設置
流展「北欧の美といけばな」(福岡・大丸)
流展「北欧デザインといけばな」(東京・京王)
外国展「魂 いける行為」(デンマーク)
第18回夏季講座〈明日へ〉
沖縄返還協定調印・ドルショック・アンノン族・ねずみ講告発・パンタロン流行・1ドル=308円に

1971年 中山文甫先生、叙勲を受ける

1972年(昭和47年)
文甫会の歩み 社会の動き
幹事会、発足
資格審査実施
「格花」「新花」「百練会」の各スクール設置
外国展「魂 いける行為」(ドイツ・オランダ)
外国展「魂 いける行為」(ミュンヘンオリンピック)
第19回夏季講座〈女性は太陽か?〉
沖縄返還・田中内閣成立「日本列島改造論」・山陽新幹線(新大阪-岡山)開通・あさま山荘事件・札幌冬季オリンピック・高松塚古墳壁画の発見
1973年(昭和48年)
文甫会の歩み 社会の動き
高職免状授与式
流展「魂への王国」(大阪・髙島屋)
流展「いけばなの秘技」(東京・京王)
第二次教授者研修会始まる
教務系資格別研修会始まる(各スクール中止、スタディー開始)
第20回夏季講座〈日本〉
為替変動相場制とオイルショック・狂乱物価・省エネ・金大中氏拉致事件

1973年 魂への王国・アクション

1974年(昭和49年)
文甫会の歩み 社会の動き
「支部長会議」を「運営委員会」へ変更
明花花型完成  特別研修会開始
第21回夏季講座〈陰と陽〉
高校進学率90%・長嶋茂雄、巨人引退・新宿に「朝日カルチャーセンター」設置・宝塚「ベルサイユのばら」・競走馬ハイセイコー、引退
1975年(昭和50年)
文甫会の歩み 社会の動き
高職免状授与式
東京・北海道連合会発足
「風信子」「教授会のしおり」発刊
「明花」教科書発行
教授会(正・準・維持会員)正式に発足
「中山文甫・尚子・景之3人展~花の国のアリス」(東京・京王)
第22回夏季講座〈流行〉
山陽新幹線(岡山-博多)開通-東京~博多6時間56分で・沖縄海洋博覧会・ベトナム戦争終結・日本女子登山隊、女性としては世界初のエベレスト登頂・100円ライター登場

1975年 三人展・花の国のアリス

1976年(昭和51年)
文甫会の歩み 社会の動き
第三次教授者研修会始まる
東京連合会の再編
「和楽会」発足
明花許状の発行
第23回夏季講座〈花〉
ロッキード事件で田中前首相逮捕・戦後生まれが人口の過半数占める
1977年(昭和52年)
文甫会の歩み 社会の動き
「中山文甫・景之・尚子3人展~花・アリスの世界へ」(大阪・大丸)
第24回夏季講座〈古いもの・新しいもの〉
国民の9割に中流意識

1977年 三人展「花・アリスの世界へ」

1978年(昭和53年)
文甫会の歩み 社会の動き
高職免状授与式
中山さく会長夫人逝去
東京総支部設置
第25回夏季講座〈人間〉
日中平和友好条約調印・円の対ドル相場180円・成田空港開港・不確実性の時代
1979年(昭和54年)
文甫会の歩み 社会の動き
斎朋・永年会員設置
流展「新花制定50年記念-花のあるスペースファンタジー」(大阪・髙島屋)
第26回夏季講座〈美しいもの〉
高職免状授与式
スリーマイル島原発事故・英サッチャー首相誕生・インベーダーゲーム流行・共通一次試験開始

1979年 「花のあるスペースファンタジー」

1980年(昭和55年)
文甫会の歩み 社会の動き
レギュラークラス開設(大阪・東京)
第27回夏季講座〈装う〉
衆参同日選挙で自民党圧勝・日本、モスクワオリンピックをボイコット・ジョン・レノン射殺される
1981年(昭和56年)
文甫会の歩み 社会の動き
新格花許状新設・特別研修会
「新格花」教科書発行
第28回夏季講座〈虚と実〉
神戸ポートピア博覧会・写真週刊誌フォーカス創刊・英ロイヤルウエディング(チャールズ・ダイアナ)・日米自動車摩擦
1982年(昭和57年)
文甫会の歩み 社会の動き
高職免状授与式
流展「中山文甫と400人のいけばな」(大阪・髙島屋)
第29回夏季講座〈人と人とのあいだ〉
教科書検定問題で中韓と外交問題化・東北&上越新幹線開通

1982年 「中山文甫と400人のいけばな」文甫先生作品

1983年(昭和58年)
文甫会の歩み 社会の動き
会創立30周年
第4次ブロック別研修会始まる
東部展「花が見える」(東京・松屋)
第30回夏季講座〈30年〉
ディズニーランド開園・NHK「おしん」放映・ファミコン発売・大韓航空機撃墜事件・田中元首相に実刑判決・サラ金規制二法成立・参院選で初の比例代表選挙
1984年(昭和59年)
文甫会の歩み 社会の動き
新会館建設事業推進委員会
第一回全体会議開催
第31回夏季講座〈すこやかな体と心〉
植村直巳、マッキンレーにて消息を絶つ・グリコ森永脅迫事件・写真週刊誌フライデー創刊
1985年(昭和60年)
文甫会の歩み 社会の動き
第1回フラワーパレード「街へ」(大阪・髙島屋)
第32回夏季講座〈変革期〉
男女雇用機会均等法成立・日本電信電話公社がNTTに移行・日航ジャンボ機墜落・アメリカでジャパンバッシング・アフリカの飢饉が深刻化

1985年 フラワーパレード

1986年(昭和61年)
文甫会の歩み 社会の動き
中山文甫先生逝去
新会館建設着工
高職免状授与式
第2回フラワーパレード「花 IS ・・・?」(大阪・髙島屋)
中山尚子先生「山に立てる」始まる
第33回夏季講座〈変革期2〉
チェルノブイリ原発事故・イギリスのチャールズ皇太子とダイアナ妃が来日・日本初の女性党首・社会党土井たか子委員長誕生

1986年 フラワーパレード「花 is ・・・?」

1987年(昭和62年)
文甫会の歩み 社会の動き
中山文甫先生を偲ぶ会
新会館竣工
大阪地区組織委員会発足
第3回フラワーパレード「花原力」(大阪・髙島屋)
第34回夏季講座〈変革期3〉
携帯電話サービス始まる・NY株式市場暴落(ブラックマンデー)・NTT株初上場・国鉄がJRに移行・地価が急騰・朝シャン流行

1987年 新会館竣工

1988年(昭和63年)
文甫会の歩み 社会の動き
中山景甫会長就任披露パーティー
第4回フラワーパレード「ジャパニーズ・ドリーム」(大阪・髙島屋)
第35回夏季講座〈変化の現場から〉
青函トンネルと瀬戸大橋開通・リクルート疑惑発覚・ふるさと創生で市長村に1億円

1988年 中山景甫先生会長就任披露パーティー

1989年(昭和64年・平成元年)
文甫会の歩み 社会の動き
えぬ会員制、始まる
大阪各支部発足
第5次ブロック別研修会始まる
高職免状授与式
35周年記念花展「花のかいやぐら」(大阪・髙島屋)
「フラワー&ホモサピエンス」(東京・大丸ビーミー)
第5回フラワーパレード「89」(大阪・髙島屋)
第36回夏季講座〈いまを生きる〉
ベルリンの壁崩壊・中国で天安門事件・米ソ首脳が冷戦終結を宣言・昭和天皇が崩御、元号は平成・消費税導入

1989年 フラワーパレード「マンダラ」

1990年(平成2年)
文甫会の歩み 社会の動き
財団が主催する「えぬ講座」が始まる
「花の万博」出瓶
第6回フラワーパレード「花のリザウンド」(大阪・髙島屋)
東部展「花が見える1990」(千葉・東部/東京・近鉄)
第37回夏季講座〈見え隠れの時〉
ゴッホやルノアールの絵画を日本人が高額で落札、成金日本の象徴に・秋篠宮がご成婚・東西ドイツが統一

1990年 フラワーパレード・パティオ大作「ラビリンズ」

1991年(平成3年)
文甫会の歩み 社会の動き
文甫先生七回忌追善花展「彼の宇宙のなか」(えぬビル)
第7回フラワーパレード「婆娑羅」(大阪・髙島屋)
第38回夏季講座〈観る・見える〉
湾岸戦争・エリツィン露大統領誕生・育児休業法成立(翌年施行)

1991年 「婆娑羅」パティオ大作「風の鳥居」

1992年(平成4年)
文甫会の歩み 社会の動き
本部スクール始まる
高職免状授与式
第8回フラワーパレード「花精都市」(大阪・髙島屋)
展覧会「花結界・山に立てる」(東京・お茶の水スクエア)
第39回夏季講座〈楽習見聞〉
大相撲高花田史上最年少優勝・新幹線「のぞみ」登場・複合不況(バブル崩壊)

1992年 「花精都市」パティオ大作

1993年(平成5年)
文甫会の歩み 社会の動き
教授会セミナー始まる
40周年記念特別講座
40周年記念展「にほん花譜」(大阪・髙島屋)
第40回夏季講座〈いきいき生きる〉
Jリーグ開幕・皇太子がご成婚・EU誕生

1993年 「日本花譜」中山景甫作品

1994年(平成6年)
文甫会の歩み 社会の動き
視覚障害者いけ花教室、始まる
第41回夏季講座〈現代から伝統を・・・〉
非自民の細川内閣発足・イギリス-フランス間のユーロトンネル開通

1994年 視覚障害者いけばな教室「ムラサキツユクサの会」始まる

1995年(平成7年)
文甫会の歩み 社会の動き
高職免状授与式
「フリースタイル」テキスト発行
第42回夏季講座〈見立て〉
阪神淡路大震災・オウム真理教サリン事件・携帯電話が急速に普及・ウインドウズ95発売・野茂英雄が大リーグ入り・日本円が史上最高の高値
1996年(平成8年)
文甫会の歩み 社会の動き
中山尚子先生逝去
第43回夏季講座〈今の私〉
薬害エイズ問題・住専問題発生・らい予防法廃止・O-157食中毒・ペルー日本大使公邸占拠事件
1997年(平成9年)
文甫会の歩み 社会の動き
新年会で中山高甫副会長の就任披露
第44回夏季講座〈ヒト・クニ・ココロ〉
ダイアナ元皇太子妃が交通事故死
1998年(平成10年)
文甫会の歩み 社会の動き
普通会員制、始まる
「華寿・華匠」創設
45周年記念展「中山文甫生誕100年記念・花があなたにできること」(大阪・髙島屋)
第45回夏季講座〈心をいやす〉
長野オリンピック・美白ブーム

1998年 「花があなたにできること」展

1999年(平成11年)
文甫会の歩み 社会の動き
高職免状授与式
第46回夏季講座〈生かす-才能はひとつではない〉
地域振興券交付・石原都知事誕生・警察不祥事続発
2000年(平成12年)
文甫会の歩み 社会の動き
第47回夏季講座〈たくさんの花 百花〉 シドニーオリンピックで高橋尚子が金・長野に田中康夫知事誕生
2001年(平成13年)
文甫会の歩み 社会の動き
ホームページ開設
東部展「いけばな Work Shop」(東京・髙島屋)
家元特別講座(会長)、「蓮をいける」「松竹梅」で始まる
第48回夏季講座〈とりあわせ-花・人・出会う〉
9.11アメリカ同時多発テロ・テーマパークUSJ開園・大リーグ(ア・リーグ)のMVPにイチロー

2001年 いけばなworkshop(東京総支部展)

2002年(平成14年)
文甫会の歩み 社会の動き
大阪支部連合会花展「煌めく」
高職免状授与式
第49回夏季講座〈虚と実-うつくしいもの〉
日韓ワールドカップ共催・拉致被害者5人帰国
2003年(平成15年)
文甫会の歩み 社会の動き
会創50周年
50周年記念展
「花の来た道~花の行く道」(大阪・高島屋)
第50回夏季講座
〈花の来た道~花の行く道〉
中山景甫会長、神戸市文化賞を受賞
イラク戦争開始・「千と千尋の神隠し」アカデミー賞受賞・個人情報保護法成立・米でBSEの牛発見、米国産牛肉の輸入停止

2003年 50周年展-景甫

2004年(平成16年)
文甫会の歩み 社会の動き
第51回夏季講座〈スロー・イズ・ビューティフル〉 振込め詐欺被害43億円・陸上自衛隊にイラク派遣命令・裁判員法成立
2005年(平成17年)
文甫会の歩み 社会の動き
第52回夏季講座〈天地人 やわらぎあう〉
家元特別講座(会長)「重ねいけと七曲」
家元特別講座(副会長)「オブジェでいける」
愛知万博・JR福知山線で事故・郵政民営化法成立・首都圏で女性専用車両の採用増加、平成の市町村大合併・マンション・ホテルの耐震強度偽装発覚
2006年(平成18年)
文甫会の歩み 社会の動き
東京総支部花展「花心伝心」(東京日本橋・髙島屋)
第53回夏季講座〈響きあう〉
家元特別講座「光の中の実像と虚像の構成」
中山高甫副会長、兵庫県芸術奨励賞を受賞
九州地区で「百練会」の定期開催を始める
トリノオリンピックで荒川静香が金・秋篠宮紀子妃が悠仁親王を出産・冥王星が太陽系の惑星から除外される

2006年 03東京総支部展「花心伝心」

2007年(平成19年)
文甫会の歩み 社会の動き
芦屋明花荘、国の登録文化財に選定
大阪支部連合会花展「春・花・夢」
第54回夏季講座〈花三昧~三昧とは遊ぶことである〉
公的年金の加入記録の不備が発覚・サブプライムショックで世界同時株安・ATMの送金が上限10万円に・熊本市の病院が赤ちゃんポスト設置
2008年(平成20年)
文甫会の歩み 社会の動き
東京総支部花展「フラワーパレード2008」(新宿・京王プラザホテル)
創立55周年記念展「2008・花という愛」(大阪・髙島屋)
中山景甫会長作品集「花のおわす場所」出版
第55回夏季講座〈花という愛〉
講師団特別研究会、「蓮」をテーマに開催
家元特別講座「造形・レリーフ」
中山高甫副会長、神戸市文化奨励賞を受賞
トヨタ自動車がGMを抜き生産台数世界1位(07年実績)・リーマン=ショック・iPhone、日本で発売開始・日比谷公園に年越し派遣村・ツィッター日本語版開始・米大統領にオバマ氏当選

2008年 tokyofp高甫

2009年(平成21年)
文甫会の歩み 社会の動き
第56回夏季講座〈出会い~愉快に、楽しく〉 家電エコポイント・民主党が大勝し政権交代・生活保護世帯、過去最多
2010年(平成22年)
文甫会の歩み 社会の動き
第57回夏季講座〈つながり~人と人、人と自然のつながりを見つめる〉
家元特別講座(副会長)「展覧会にいける」
東京総支部花展〈フラワーパレード2010・多摩〉(多摩・京王プラザホテル)
日本航空、会社更生法適用申請・113年間で一番暑い夏・「絶滅」種クニマスが生息・厚生省文書偽造事件、村木被告に無罪・東北新幹線が新青森まで全線開通

2010年 フラワーパレード2010

2011年(平成23年)
文甫会の歩み 社会の動き
東京総支部花展・フラワーパレード2011〈いま、花があなたにできること〉(新宿・京王プラザホテル)
第58回夏季講座〈絆~花に寄り添い、人を想う~〉
東日本大震災・福島第1原発事故・中国が前年のGDPを発表、日本を抜き世界第2位へ・アラブの春・大阪維新の会の橋下氏が知事から市長に・金正日総書記の死亡と三男正恩氏の後継を発表・サッカーなでしこジャパンがW杯優勝・テレビが地上デジタルに移行
2012年(平成24年)
文甫会の歩み 社会の動き
第59回夏季講座〈究めるこころ〉 東京スカイツリー開業・消費増税法案成立・尖閣諸島国有化・総選挙で自民党圧勝
2013年(平成25年)
文甫会の歩み 社会の動き
会創立60周年記念展「花のヴィジョン。暮らしが、描く未来。」(大阪・髙島屋)
第60回夏季講座〈花のヴィジョン。暮らしが、描く未来。〉
2020年夏季五輪・パラリンピックの開催地が東京に・富士山が世界文化遺産に決定・日銀が異次元の量的・質的緩和を決定・特定秘密保護法成立・流行語に「じぇじぇじぇ」(あまちゃん)など

2013年 60周年「花のビジョン」

2014年(平成26年)
文甫会の歩み 社会の動き
視覚障がい者いけばな教室〈むらさきつゆくさの会〉が20周年
第61回夏季講座〈いま いける喜びを〉
高職免状授与式
「STAP細胞」真偽騒動・御嶽山の噴火・消費税8%スタート

2014年 ムラサキツユクサ20周年

2015年(平成27年)
文甫会の歩み 社会の動き
第62回夏季講座〈花・世界とつながる〉
中山景甫会長傘寿記念集「古花鋏の詩」出版
ラグビーW杯で日本が3勝・マイナンバー始まる安全保障関連法が成立・北陸新幹線開業・ヨーロッパで難民急増
2016年(平成28年)
文甫会の歩み 社会の動き
第63回夏季講座〈いけばな再発見〉
東京総支部花展「花、未来へ走る。」(すみだリバーサイドホール)
中山景甫会長がいけばな褒賞杯を受賞
中山景甫会長が地域文化功労者・文部科学大臣表彰を受賞
熊本地震・天皇陛下が体位のご意向示唆・米国のオバマ大統領が広島訪問・北海道新幹線開業・18歳選挙権施行・「ポケモンGO」日本で配信開始・英国民投票で「EU離脱」を選択

2016年 東京総支部展「花未来へ走る」

2017年(平成29年)
文甫会の歩み 社会の動き
特別研究会「梅の格花」
大阪支部連合会花展「花のハーモニー」
高職免状授与式
第64回夏季講座〈花のこころ〉
夏季特別講座「造形」
トランプ大統領が就任・14歳の藤井聡太棋士が29連勝の新記録・衆院選で自民圧勝し、立憲民主党が野党第一党に・陸上100メートルで桐生が日本人初の9秒台・「森友」「加計」問題
2018年(平成30年)
文甫会の歩み 社会の動き
65周年記念展「あち こち はな はる」(大阪・髙島屋)
第65回夏季講座<進取の精神>
中山高昌副会長が奈良・薬師寺で献花
西日本豪雨・日産のゴーン会長逮捕・森友文書改ざんで国会紛糾・私大医学部で入試不正発覚相次ぐ・米朝が史上初の首脳会談・平昌五輪でフィギュアの羽生結弦が連覇・テニス大阪なおみが全米オープン優勝

2018年 65周年―高甫

2019年(平成31年・令和元年)
文甫会の歩み 社会の動き
視覚障がい者いけばな教室〈むらさきつゆくさの会〉が25周年
えぬビル花展<秋の彩り>
第66回夏季講座<つなぐ-未来へ->
中山景甫先生、逝去
天皇陛下が即位、「令和」に改元・ラグビーW杯日本大会開催、日本は8強・消費税10%スタート・東日本で台風大雨被害・京アニ放火で多数犠牲・ローマ教皇が38年ぶり来日・マリナーズのイチローが引退表明・ゴルフの渋野日向子が全英女子優勝・抗議デモで香港騒乱

第66回夏季講座

中山景甫先生逝去