未生流中山文甫会 2023 創立70周年記念・中山高甫会長就任 いけばな展 「花を、花が、花で、樂しむ。」
未生流中山文甫会
2023
創立70周年記念・中山高甫会長就任
いけばな展
「花を、花が、花で、樂しむ。」
未生流中山文甫会は、初代会長・中山文甫(1899~1986)が、新しい時代のいけばなを目指して創立し、その後、二代目・景甫がその精神を受け継ぎ、初代文甫から数えて三代目、中山高甫が新しく会長に就任し、本年70周年を迎えます。今、諸先輩方が築いた70年の歩みの先端に立ち、創立の理念でもある「過去のものであってはならない」花の魅力に、これからも会が一丸となって向き合っていく決意を新たにしています。今回のいけばな展は、そんな決意のもとに、高甫新会長率いるはじめての展覧会となります。
先代、先々代の「花」をもう一度見つめて、今の「花」の中に、新たな楽しみを見出す展覧会です。「花を、花が、花で、樂しむ。」とテーマを定め、タイトルの「花」の字には先代、先々代の書も掲げ、初代の文甫から受けつぐ「進取の精神」の継承を表しました。新しい未生流中山文甫会の魅力を、この展覧会でお楽しみいただければ幸いです。
《展覧会参加花器作家》(敬称略・五十音順)
井上 路久(陶芸) 岡田 優(陶芸) 黒川 正樹(陶芸)
田中 哲也(陶芸) 土橋 隆弘(ガラス) 中村 宏太郎(陶芸)
楢木野 淑子(陶芸) 山田 浩之(陶芸) 吉村 敏治(陶芸)
[未生流中山文甫会とは]
未生流は流祖の未生斎一甫によって1807年に大阪で創流されました。
未生流中山文甫会は、未生流の家元筋の家に生まれた初代会長の中山文甫が、
「いけばなは過去のものであってはならない」
といけばなの多様性を主張し、1954年に創立しました。
未生流の伝統を大切にしながら、創流以来、常に時代に呼応した「新しい花」を
求めて活動しているユニークな流派です。